当支部について
千利休によって大成された茶の湯は、400年以上にわたって表千家不審菴にうけつがれ、その伝統は、単なる型の継承ではなく、その時代に即した新たな息吹がそそぎ込まれ、生きた文化として伝えられてきました。
表千家は、千利休の茶の湯を伝える本家として、伝統を正しく継承するとともに、今の時代に応じた茶の湯のあり方を追求し、茶の湯をとおして日本の美と心を明日の時代に伝えることをめざしています。
表千家同門会は、表千家不審菴に伝わる茶道を継承普及することを目的として発足した、表千家茶道を習う方々の会です。講習会をなどを通じた会員の教養・技術の向上、流儀の連帯感を高める親睦、国際親善など、茶の湯文化の発展に取り組んでいます。 現在、表千家同門会は、日本・海外合わせて57支部、会員16万人。その内、1500人を超える会員が世界25ヶ国で茶の湯の紹介、普及を通じた文化交流に寄与しています。
2021
ニューヨークのPlace 229で行われた茶会。
2021
松風荘の見学。
2020
表千家同門会米国東部支部10周年記念。
2018
シアトル特別地区及びフィラデルフィア特別地区の設立。
地理上の区分にこだわらず、広い視野で表千家の茶道を広げていくために説立されました。
地元地域の一般の方々を対象とした市民茶会は、ニューヨークのThe Place 229、フィラデルフィアの松風荘、ワシントンDCのフリア美術館、大使館、及びプライベートクラブ、そしてフロリダの森上美術館、 シアトル日本庭園とシアトル美術館などで毎年開催し続けています。
2011
各地区単位で、地元地域の一般の方々を対象とした市民茶会の開催をこの年始め、現在まで毎年続けております。小さなお子様から参加できるので、茶会は初めてという方々に茶の湯の魅力を知って頂く機会となっております。
表千家同門会米国東部支部第1回講習会 が、ニューヨークアスレチッククラブにて行われました。
支部講習会は、会員を対象とした、表千家家元講師による実技指導と講演です。現在に至るまで、毎年ニューヨーク、ワシントン、フロリダ、フィラデルフィア州の一箇所で開催しています。
2010
表千家同門会米国東部支部は、ハワイ、サンフランシスコ、ロサンゼルスに続く4番目の海外支部として、2010年6月19日 ニューヨークにて発足されました。ニューヨーク、ワシントン、フロリダ州などを拠点として活動しています。
発足時の会員は約90名でしたが、2018年12月現在215人が在籍しています。 米国東部支部は、その設立にあたり、上野隆司支部長が、「(本部である)不審菴と直結した活動を展開する」という姿勢を打ち出し、当時の千宗員若宗匠(現15代家元猶有斎宗匠)は「日米両国を結ぶ懸け橋として活動してほしい」と期待を述べられました。 米国東部支部は、こうした期待に応えるべく、活動地域のニーズを踏まえて、活動を更に充実させて参ります。